バイト。毎日少しでも早く窓の外の朝や昼が夜の黒に包まれることと、そのあと酒をのむことばかり考えている。自分が選んだことなのだから不満ではないし、こういう生活を薄笑いで嘆くような糞オナルシズムに陥るつもりもないけどただこのさき何がどうなるのかよく解らなくなって悲しく混乱することしばしば。
 誰もいない夜道を歩きながら『未来は俺等の手の中』を歌う。息がもたない。