BREAK ME fAST 於 下北沢shelter

swinging_skateboard

 今日のために実家への帰省を遅らせた。BREAK ME fAST vol.8を観るために!


 以下「雑感」を簡単に。EXCLAIMからスタート。1曲目のNO SKATE NO THRASHからSO FINEまで15曲くらいを矢継ぎ早に演奏して即効で終わる。Voの人のフィンガーポインティングが格好良い。CRUCIAL SECTIONは最後の2曲で大爆発。サークルモッシュとシンガロングでステージの前がえらいことになっていた。次が、STRUGGLE FOR PRIDE。演奏前から場内が普通じゃない雰囲気に。演奏がはじまると(正確にはノイジーな音が紡ぎ出されると同時に)ステージ前の人波が、モッシュでもスラムダンスでもなくてなんだかよく解らないグチャグチャの状態になった。逆光でシルエットだけが黒く見えるVo氏は、尋常じゃなかった。
 STRUGGLE FOR PRIDEに関してどこかである評者が根底に80's US HARDCOREを感じる、と書いていて、確かに曲によってはドラムがそんなリズムを叩き出すこともあるけれど、単に80's USHC+ノイズという簡単な解釈は許されないだろう、ということを、なんとなく観ながら考えていた。だって、やっぱ、STRUGGLE FOR PRIDEは言葉にならないくらいスゲエエエエから。あと、先日の羽田でのライブを、バイトのせいで途中で帰る羽目になって観られなかっただけに、今回のアクトは脳を直接手で触れられているような、おおおおおという感覚を味わえてとても満足した。
 4バンド目、TOTAL FURRRRRYYYYYYYYY!! 。20年前のボストンにトリップ!! タイト、チープ、ダーティー!! ギターとベースの2人が2人とも長髪&POISON IDEA Tシャツ!! 見た目だけで失禁できるのに、演奏もとても格好良い。ストップ&ゴーとモッシュパートを時折はさむシンプルなハードコアで、今日の面子の中において意義あるストレートさ。短く吐き捨てるようなボーカルスタイルも素晴らしい。
トリのBREAKfASTは、ACT/REACTIONファンジンでも開陳していた多様な音楽性(ってそんな難しいもんじゃないけど。良い意味で。)と、オモシロMCでフロアを沸かせまくる。最初いっきにハードコアナンバーをガーッとやって、MCを挟んで、そのあとファンク・スラッジナンバーを連発。構成されているんだ。もう1回MCを挟んでアンコール3曲(JASON ADAMS〜SKATEVOID〜STEPPIN STONE)、またMCで終わり(!?)。


 本当に楽しくて仕方なかった。好きなように踊っていられたからか(ハードコアのライブは最高に踊れる。はたから見たら珍妙だろうけど。)、道すがら寄ったからか(やってなかったけど)、FUJIYAMAの看板の江戸アケミの言葉「やっぱ自分の踊り方でおどればいいんだよ」が頭から離れなくて、何故か泣きそうになった。